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ワクワク働くためには

代表取締役社長 高桑 悟史

広くアンテナを張り巡らせ、人生を豊かに

学生時代はいろいろなことに興味を持って動きました。大学では自転車サークルに入り、クロスバイクで日本全国さまざまな場所へ行きました。妻との出会いも自転車がきっかけです。また、バックパッカーとして世界各地を渡り歩きもしました。当時はスマートフォンなどなく、もっぱら移動の空き時間をつぶすのは文庫本です。夏休みに2か月間の旅へ出掛けるときは7~8冊をザックに入れて、気ままな旅と読書を楽しみました。また、ライブにもよく友人と一緒に出かけました。

私が今、身を置く印刷業は製造業であると同時に情報/コンテンツ産業でもあり、いろいろな業界との繋がりがあります。その観点から思い返してみても、そういった学生時代の経験や情報は、今の私にとっての肥やしとなっています。ちなみに、自転車もバックパッキングもライブも、実は友人に誘われるがまま始めたものばかりです。浅くてもいいので多くのことに興味を持ち、広くアンテナを張り巡らせて世界を広げようとする感度を保つことができれば、「前向きに、楽しさ、面白さを見つけよう」という考え方の習慣化に繋がります。それは、仕事に臨む最初の姿勢として必ず役立つと思います。仕事でも日々の暮らしでも、まず「広く、前向きに興味を持つこと」を意識してほしい。そうするだけで、これからの仕事も人生も豊かになっていくと信じています。

「ワーク・アズ・ライフ」の実現に向けて

私の就職活動はバックパッキングから戻った大学4回生の時、すでにほとんどの同級生が就活を終えた後のことでした。学生の頃は、「報酬」が働く理由として最も重要だと考えていたため、敢えて競争の激しい業界を選んで飛び込み、社会人としての生活をスタートします。2010年に当社へ入社するまでは、実はバリバリの営業職でした。大変な仕事でしたが、有り難いことに周囲からかわいがってもらい、助けてもらいながら成長することができました。もちろん、報酬もしっかりともらえていました。ところが様々な経験を重ねていくうちに、どうやら「報酬」を超える働く動機があるらしい、と思うようになります。例えば、目標を共有し、ともに走ってくれる仲間や、困った時に支えてくれる誰かの存在、あるいはやりがいを感じる仕事に意欲的に取り組む時間、といったものです。そうした部分を充実させる方が、日々仕事をしていてより気持ちよく過ごせることに気付きました。

そんなときに出会ったのが「ワーク・アズ・ライフ」という考え方です。これまで提唱されてきた「ワーク・ライフ・バランス」という考え方では、ワークとライフのバランスを取るため、辛い仕事のストレスをプライベートの充実で解消する、という発想になりがちでした。そのような働き方では、継続的にパフォーマンスを向上させることなどできません。他方、ワークもライフも分けることなく、寝ている時間以外はすべて仕事であり人生であると考えるのが「ワーク・アズ・ライフ」です。仕事であれ学業であれ、好きな事であれば時間や場所に関係なく、学んだり調べたり考えたり出来ますよね。好きだから仕事に打ち込み、それが生活に良い影響を与え、より良い生活を送ることでさらに仕事に集中できる、という好循環を生み出せたら、人生は自然と豊かになるのではないでしょうか。社長として、会社や仕事の魅力をもっと高め、「ワーク・アズ・ライフ」が実現できる環境を整えたいと考えています。

当然、良い仕事のためには良い休息が不可欠です。長時間労働やサービス残業を求めているわけでは断じてありません。一方で、社員には自由な時間をどのように過ごすのかを考えてほしいと思っています。自身のレベルアップにつなげるために、何か本を読んだり、勉強をしたり、旅行に行くだけでも学びや気付きがあるはずです。ただ「楽しかった」に終始するのではなく、アンテナを張って仕事に使えるネタや課題解決のヒントが得られるような、有意義な時間を過ごしてほしいです。

私自身も、余暇は何かしらの情報や気付きが得られるような過ごし方を心がけています。子どもが小さいうちは子育て中心の生活になりがちですが、その中でも得られるものはたくさんあります。時間をやりくりして、月並みですが読書や映画鑑賞を行い、文化、トレンドにも触れるようにしています。先日は約9時間かけて白山登山に挑戦しました。子どもが大きくなったら一緒に登山をしたり、自転車に乗ったり、地元の自然を力いっぱい楽しむことができたらいいな、と思っています。

働くということは、「自ら考え、行動し、何かを生み出す」こと

社員が「自主的に仕事を進めて、楽しく働ける」、そんな環境づくりが私の仕事だと考えています。自ら考えて進めた仕事が良い成果につながったときの、充実感あふれる顔を見ると嬉しいですね。本当に誇らしい気持ちになります。

実は、「報告・連絡・相談(俗に言うホウレンソウ)」の概念が苦手です。もちろん入社1~2年目の社員には、会社として求めるレベルに到達するため、また上司や先輩から教えてもらうためにホウレンソウが欠かせません。OJT制度の中でも、まずは部署や社内での適切なコミュニケーションをしっかりと習得することになります。しかし、ある程度「学び」の期間を過ぎれば、多少なりとも自身の判断で動いていけるはずです。逆に、いつまでもホウレンソウを続け、誰かの指示が無ければ動けない状態は、果たして仕事をしていると言えるでしょうか。指示を仰ぎ過ぎることで、成長の機会を逸してしまうのではないかと危惧しています。

本人がしっかり考えて行動しなければ成長はありません。自身が考えるベストを選択し、実行して、成果を出したときの達成感や面白さ。私にとっての仕事の「ワクワク」は、紛れもなくこの瞬間です。もちろん会社はチームプレーですので、個人プレーを推奨しているわけではありませんし、相談しづらい雰囲気にしたくもありません。共通目的を達成するため、互いに協力し合い、支え合い、感謝しつつも、自ら考え、行動して、より良い成果を生み出す。それが自身だけでなく社員や会社、社会全体へとフィードバックされていくことが、私の望む当社での働き方です。

世の中の「伝えたい、広めたい、届けたい」を叶えていく

当社の本質的な存在意義は、「世の中の『伝えたい、広めたい、届けたい』 を叶えること」です。この世界には、誰かに伝えたい、何かを広めたい、どこかへ届けたい、というニーズがたくさんあります。私たちの仕事は、目の前のお客様の想いを正しく理解することに加え、お客様の製品を手に取る多くの最終消費者のことまで想いを巡らせていく。そして、お客様の想像を超える最良の提案を行い、高品質・高付加価値なモノづくりで、このニーズを叶えていくことです。

創業100 周年を迎えた2012 年度より、「その先を考える」という新しい経営理念を掲げ、次の100年に向けた取り組みがスタートしました。「その先」を見据えて、自ら考え、行動し、何かを生み出す中で、想いを共有してワクワク働ける。そんな「仲間」とともに、当社の未来を創っていきたいですね。

略歴

1979年
10月9日生まれ、福岡県北九州市出身
2004年
立命館大学文学部卒業、三ツ星ベルト株式会社入社
2010年
高桑美術印刷株式会社入社
2018年
代表取締役社長就任

趣味はサッカー、自転車、ドライブ、読書、映画鑑賞

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